ひとり旅部log

旅と登山を綴ります。

【北アルプス】ダイヤモンドルート Part1 遥かなる稜線を歩く4日間 2021.09.13-16

 

〈メンバー〉

 1名

 

〈使用交通機関

 新宿-扇沢 高速バス

 扇沢-室堂 黒部アルペンルート

 新穂高ロープウェイ-松本 濃飛バス

 松本-新宿 高速バス

 

〈天気〉

 1日目 曇り

 2日目 曇り/晴れ

 3日目 晴れ

 4日目 晴れ/曇り-雨

 

〈コース〉

1日目

室堂ターミナル(09:00)〜浄土山北峰(10:30)〜獅子岳(12:40)〜ザラ峠(13:30)〜五色ヶ原テント場(14:30)

2日目

五色ヶ原山荘(03:50)〜越中沢岳(06:15)〜スゴ乗越小屋(09:10)〜間山(10:30)〜北薬師岳(12:00)〜薬師岳(13:30)〜薬師峠(16:00)

3日目

薬師峠(06:00)-薬師沢小屋(09:00)〜アラスカ庭園(11:30)-雲ノ平山荘(12:30)

4日目

雲ノ平山荘(06:00)〜祖父岳(07:45)〜三俣小屋(09:00)〜双六小屋(11:00)〜新穂高ロープウェイ(16:10)

 

2021.09.13-16

 

 

9月中旬大型の休暇を手に入れたため、長い距離を歩きたくなりまして色々思いを巡らし、行ってみたいロングコースに行ってきました。

候補はたくさんあり

①ダイヤモンドルート 室堂-上高地

②ぐんま県境稜線トレイル

奄美トレイル

この3つに絞りましたが②は実家から近く日程を詰めればいつでも行ける三はコロナウイルスのために離島のハイキングはしずらいと言った理由から憧れのダイヤモンドルートを歩くことに決めました。

ここで問題が一つ発生しました。予定の最後の2日間に台風が本州を直撃するということ。

台風の進行が遅ければ上高地まで行くことができますが、早いと折立もしくは、新穂高温泉までしか行けなくなるかもしれないと、行程中もいろいろ考えながら歩くことになりました。

 

さて行く場所と日程が決まれば次は装備です。

なるべく軽く行くか。はたまた色々背負って多少重くとも万全を期して行くか。

北アルプスの人気エリアともあって山小屋は結構ありますので荷物はなるべく切り詰めていくことにしました。

装備は

ザック-40リットル

着替え-行動着1式、テント着1式の2セット

食事-袋麺5食と行動食

テント-ステラリッジ2

ざっとこんな感じです。

40リットルのザックに荷物を詰め込みいざ高速バスで深夜の新宿を発ちます。

 

なかなか寝付けず定期的に起きながら室堂に到着。半ズボンとロンT1枚でバスを降りると肌寒く、すぐ上着を着込みアルペンルートのバスを1時間ほど待ち室堂へと向かいます。

室堂

朝1の便で最速で室堂に着きましたがターミナルにはもう人がたくさん。

ストレッチを入念にして、どんより雲の中いざスタート。

浄土山

最初の分岐でほとんどの人が真っ直ぐ一ノ越へ向かう中、左へまずは浄土山に向かいます。

前日の仕事、夜行バスでの睡眠不足、緊張、色々な理由からでしょう。とにかく足が重い。

後ろから楽しそうにおしゃべりしながら歩いてくるスニーカーに肩かけバックのおばぁちゃんたちに抜かされる始末、、、

「あれ、五色ヶ原までホントに行けるのか、、」めちゃくちゃ不安になりながら進みます。

保険で持ってきたストックを開始1時間もしないうちに出します。

ひぃひぃ言いながら浄土山に到着。

山頂には予想以上に人がいましたが、多くの人たちがおそらくここまで。

奥には雄山がそびえ立っています。真砂岳まで伸びる稜線が気持ちよさそう。

ふんだんに休憩を取ってこちらも気持ちの良い稜線へ向けて出発です。

龍王

龍王だけを過ぎると五色ヶ原がしっかりと目に入ってきます。

ゴールは見えるが

あれ?ここと五色ヶ原の間に深い谷があるな?

まぁ気にしない気にしない。今から気にしてたら気疲れするだけですからね。

目の前に現れたら死っからリアクションをとりましょう笑

 

奥には今日のゴールが

んーーー最高っ!

拡大っ!!!!!

五色ヶ原

テントが1張見えますね。

うっすらと見えれ五色ヶ原まで見える稜線の登山道がこれまたテンションを上げてくれます。

それにしても浄土山と五色ヶ原の間にある3つの山の名前は中2心がくすぐられますね。

竜王、獅子、餓鬼て、、、カックイイ!!

そしてここからが核心部。気張っていきましょう。

 

五色ヶ原到着!!!

 

 

 

 

え?

核心部、ザラ峠のリポートは?

はい。本当にへばって写真どころじゃありませんでした。

なので写真なしでのリポートを。

龍王岳から餓鬼岳までは基本アップダウンです。

間にある鬼岳は壁のように反りたっていますが幸いトラバースできる登山道があるのでご安心を。僕はこのトラバースに心を撫で下ろしました。

これを登るのは無理、、、

餓鬼岳を後にするとザラ峠まで一気に下ります。さっきまで下に見えて五色ヶ原もザラ峠まで降りると、もう遥か上に感じます。

もうこの時点で足は棒っきれ同然。体調込みで言えば4日間で一番しんどかったです。

五色ヶ原で1泊して室堂に帰るのもアリと思いながらも、このザラ峠またくるのは嫌だなと不安を払拭し最後の登りに取り掛かります。

気合だけで登ると。ついに木道が現れしばらく歩くと小屋とテントに向かう分岐が現れテント場に向かいます。テント場の申し込みは設営後でいいと看板があり大感謝です。

そして、、、、

ついに、、、、

今日の行程コンプリート!

我が家

だぁぁぁぁ

とりあえずテントをソッコーで立て雄大な景色を目の前にして休憩。

2時間ほど北アルプスの山々をぼーっと眺めながら休憩し、小屋にテント場の申し込みを市に重い腰を上げます。

小屋まで意外と長い

小屋まで木道を歩いていきますが、これが意外と長い上に登る、、

しっかり休んだ後でよかったと思いながら小屋へと向かいます。

申し込みを済ませ小屋の目の前にあるベンチでまたひと休憩。

これがまた景色がよろしいったらありゃしない。

はい、ドンっ!

でしょ。最高でしょ。

もうね感無量です。ホント。

 

テントに戻りささっと夕飯を済ませ明日の準備にかかります。

明日は12時間半のコース。2日目にして正念場です。

アラームを3:30 に設定し、まだ外は明るいですが就寝とします。

我が家

おやすみなさい。

 

 

〈感想〉

初日の感想は一言で言えば本当にしんどかった。

原因は寝不足だと思いますが、結果的に言うと全行程でこの日が一番きつかったですね

ただ五色ヶ原に着いた時には全ての疲れやらなんやらが全て吹っ飛びました。

登山仲間がこぞって五色ヶ原を絶賛する理由がわかりました。

浄土山を過ぎてから一気に静寂に包まれるのも最高の一言でしたね。

次のページは全行程中で登って下ってと1番歩く日です。

さて僕の2日目はどうなるのでしょう。

そして台風はどこまで迫ってきているのか。

乞うご期待!!

 

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